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STEP1-3:マナー



マナーは禁じ手とは違い、必ず守らなければならないものではありませんが、守るべきものです。特に、下の3、4、5は禁じ手に近いもので、場合によっては負けとなります。助言をしてしまった場合には、負けになるのが自分ではないので、絶対にやめましょう。感想戦はやらない人も少なくないのですが、強くなる近道なので、できるだけやるようにしましょう。


1.あいさつ
将棋を始める時には「お願いします。」終わった時には「ありがとうございました。」などのあいさつをするようにしましょう。

2.投了
投了とは負けを認めることです。将棋は王将(玉将)を取られた時点で負けなのですが、普通はその前に絶対に勝てないことがわかった時点で負けを認めます。王将(玉将)を取られてしまうのは王手放置となるので、反則扱いです。どうやっても次に王将(玉将)を取られる状態になったら投了しましょう。

3.助言
将棋は対局者2人の勝負です。練習であっても助言してほしくないという人もいます。対局者2人の許可がない限り助言はやめましょう。助言したい局面がすぎていてもまた同じ局面(もしくはよく似た局面)が出てくることがあるので、終了するまでは口を出さないようにしましょう。)

4.持ち駒は駒台に置く
相手から取った駒は相手から見える位置に置きましょう。稀に駒を握っている人や見えない位置に置く人がいますがそれはやめましょう。

5.「待った」なし
駒から指が離れた時点で指したことになります。指が離れたら対局時計を押していなくても戻すことはできません。指を離さなければ戻すことができますが、駒を持って悩んでいたり、何度も駒を動かしているのはあまり良いとは言えません。

6.強い人や年上の人が王将を使う
王将と玉将のどちらか一方しかない場合もありますが、基本的に強い人や年上の人が王将を使います。相手の実力がはっきりしないならば、とりあえず、玉将を取ればいいでしょう。

7.感想戦
対局終了後はお互いに、「どこが悪かったのか?」、「ここはこの方が良かったんじゃないのか?」と訊いたりして、意見交換をしましょう。そうすることで、より早く強くなることができます。相手が感想戦をしてくれなくても、悪かったところを反省するくらいはしましょう。


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説明に使われた将棋盤及び駒の画像は柿木義一のホームページの「Kifu for Windows」のものです。
これらの画像の著作権は、柿木義一さんにあります。